妊婦にインフルエンザワクチンは禁忌?

 インフルエンザワクチンの但し書きには「妊婦には原則接種しない」とありますが、厚労省の見解では妊婦は新型インフルエンザワクチンの優先接種者になっています。

 日本での重症例のうち妊婦は1%(欧米では6%)で、残りの99%は妊婦ではないということですが、日本はWHOやCDCに右へ倣えで「妊婦はハイリスク」との謳い文句です。

 もし、新型インフルエンザワクチンを打った妊婦が死亡なり、流産なりを併発したら「新型インフルエンザワクチンとの関連はなし」との見解を、厚労省は示さなければなりませんが、たやすいことではありません。

 科学的根拠不十分なまま政策が決定されるのは新型インフルエンザばかりではありませんが、こと新型インフルエンザワクチンについては社会的関心度が高い問題です。

 現状の“我が国独自のユニークな免責(?)制度”とは訴訟を今まで以上に起こしやすい状況を作っています。最大の危害を被るのは産婦人科医ですが、産婦人科学会が今の厚労省の決定に何のクレームも出さないことが不思議です。

 上田局長や田代部長が最終責任をとってくれるのでしょうか。


2009年10月5日