どこまで続くインフルエンザワクチンの利権争い
田代眞人氏がインフルエンザワクチンの輸入に関していちゃもんともとれる理由をつけて阻止しようとしていることは以前にも書いたとおりです。
今回は厚労省のパブリックコメント(一般人からの意見)を通じて、
「細胞培養は鶏卵による培養よりも、生産効率は高いとされるが、インフルエンザワクチンではこれまで世界で広く使用されるには至っていない。また、一部の海外のワクチンについては、製造に使用される細胞に、がん原性は認められないものの、腫瘍原性があるとされており、使用等にあたっては、特に慎重を期すべきとの懸念も専門家から示されている」
と主張しているようです。発がん性の問題については、もっとも広汎に行われているBCGワクチンに対して「悪性リンパ腫が高率に発生する」という疫学研究がでているのにもかかわらずお構いなしなのですからおかしい話です。
BCGの効果については“疑わしい”との結論をもとに、アメリカはじめとする主要先進国では実施していません。
より危険性の強く効果の薄いBCGワクチンを推奨し、危険性があるとはいえないインフルエンザワクチンの輸入を国を挙げて阻止するとは、官僚と田代氏の既得権益以外に原因が思いつきません。
新しい政権が、口先だけの自称専門家の意見に惑わされないことを切に願います。医療政策は国民の命に直結するものです。他の政策とは一線を画することをゆめゆめ忘れてはならないと思います。
2009年9月22日