適正な対策とは
新型インフルエンザは事実上国内まん延期に入りました。メディアは誰の責任か、という責任追及をしていますが、誰のせいでもないのです。
インフルエンザという病気は国に一人も入れない、重症患者も出さないというポリシーは全く通じない病気です。カゼと同じように必ずある程度の広がりを見せ、重症患者も出しいずれは収束する病気です。
そのため対策の基本はその広がりをなるべく抑えるのが対策の基本です。ですから重症化しやすい集団を見つけその人たちに広げないようにすることが良いのです。しかし、はたして誰が重症化しやすいのか本当は誰にもわかっていないのです。
妊婦とかメタボ体型が危険と言われますがはたしてこの人たちが本当にハイリスクなのかと結論付けるにはまだまだデータが必要です。
http://medg.jp/mt/2009/08/-vol-190-1.html
データは臨床現場からしか上がってきません。今回の騒動で新型インフルエンザはスティグマ化される伝染病と位置付けられました。それゆえ学会も病院も誰に広がりやすく重症化しやすいかという報告ができない状況にあるのです。
データがなければ仮説も立てられません。本当に必要な新型インフルエンザ対策とは、何年か後には今回の新型インフルエンザは、A米国型とかAメキシコ型とか言われるような季節性インフルエンザとして扱われる病気として対応することだと思います。
2009年8月24日