患者のプライバシーには十分な配慮を

 渡航歴のない人の中から新型インフルエンザの患者が出ました。政府はじめメディアもこぞってこの話題を取り上げています。

 今の騒動の中で忘れてはならないのは、今までお目にかかったことのない型であっても私たちが長年付き合ってきたインフルエンザです。加えて感染力や致死率から考えて“弱毒性”です。

 感染拡大は大切ですが必要以上に騒ぎ立てれば今後増えてくるであろう新型インフルエンザ患者に対して社会的なレッテルを張ることになりかねません。

 かつて日本はハンセン病と薬害エイズで大きな過ちをおかしました。すべて政府がつくったでっちあげのため多くの人が受ける必要のない差別を余儀なくされました。

 今回の新型インフルエンザが過去の同じ過ちを繰り返すことのなく、過度の騒ぎとならないよう冷静な対応をすることが、政府の取るべき一番大切なことです。

 患者のプライバシーには今まで以上の配慮が必要不可欠です。

2009年5月16日