3人の国内患者

 成田空港で3人の新型インフルエンザの患者がみつかりました。「水際対策成功!」を振りかざしている厚労省ですが、今回は2週間の滞在であったからであって、もし3泊4日の旅行者だったら間違いなく
日本のどこかで見つかったはずです。

 まるで魔女狩りを思わせる「検疫オンリー」作戦ですが、厚労省のみならず他省庁、国立病院の教授クラスまで検疫官として駆り出されてみな疲労困憊しています。この膨大な人をわずかな患者発見のためにつぎ込んでいるのです。あげくの果てに接触者約200人トレース出来ていません。

 今後、国内で患者が別に発生したら病院で患者を診る医師はもういないかもしれません。貴重な現場の医師までも費用対効果のはなはだ低い検疫につぎ込んで潰しているからです。

 英国BBCニュースはヒースローと成田の検疫の状況を中継し、成田空港の愚かさを笑っていました。WHOやCDCが無駄だということばかりを繰り返しやっている先進国はわが国だけです。

 国内の医療機関で、簡易検査A型陽性の患者にはPCRを実施していません。もし国内で1人も新型インフルエンザを出さない!というのであれば、病院の簡易検査でA型陽性が出た人にすべてPCRを実施したらいかがでしょうか?ついでにクレームをつける患者のために機動隊まで用意すべきですね。

 今厚労省が行っている施策はこれと同じくらい異常なことですから。

 患者が出た学校の校長先生が「マスクをさせていればこんなことにはならなかったかも」と言っていましたが、校長先生そんなことを考える必要はありません。校長先生の後悔は「もし息をしていなかったらカゼにはかからなかったはず」と嘆くくらいの杞憂です。

2009年5月9日