厚労省健康局長が残したもの
この頃関西地区のメディアの取材が多くなっています。それというのも、関西地区と首都圏との温度差に乖離があるからでしょう。
神戸の開業医が渡航歴のない新型インフルエンザをみつけたために、関西地区はとんでもない被害をこうむりました。本来ならば英雄とたたえられてしかるべきこの先生の診療報酬は3割程度落ち込んだと漏れ聞きます。
今の首都圏、特に東京都で患者発生が少ないのは意図的に検査を制限しているからです。無為に患者数を増やしたところで国民の不安をあおるばかりでしょうから、この制限は理解可能です。
しかし理解不可能なのは、タミフル耐性インフルエンザを生むような政策をして、本当にタミフルが必要な免疫学的弱者(抗がん剤使用者、小児白血病患者、透析患者など)の治療の可能性を阻んでいること。さらには、発熱外来を第3次救急に準ずる医療機関(免疫学的弱者がいるところ)に設置するなど、国内の被害を助長するような政策をとった責任者に対して何の責任追及もされていないことです。
愛人をつれて旅行した政治家が政治生命を失っているのに、国民の命を危険にさらしている張本人に対して何の問題提起がなされないのはおかしなことです。
2009年6月3日