委員長不在の小学校~現在の初期教育の不思議~

ある県の小学校では学級委員長がいないそうです。理由は、委員長に選ばれなかった子供たちが傷つくからだそうです。

同じ理由で徒競走の順位も決めないそうです。これを知って驚きました。
そもそも委員長に選ばれる選ばれないは、その子供たちの能力の差を示しているわけではありません。適材適所といわれるようにリーダーに向いている人もいれば補佐官に向いている人もいます。
ではリーダーと補佐官とどちらが優れているか?というと、論じること自体おかしいことなのです。それは、リーダーと補佐官はまったく役目が違うしどちらも必要だからです。

もし、委員長に選ばれなかった子供が傷つくという理論が正しいとしたら、日本に総理大臣はいらないし首相補佐官もいらないという話になります。はたしてそれで社会がまわるでしょうか?
小学校に限らず教育とは子供たちが社会で生きてゆくために必要な知識を与えるところです。その一番大切な時期が小学校だと思います。教育が社会からまったく隔絶されたものであったら将来教育を受けて大人になった時どうなるでしょうか。

人と自分を比較する必要はありません。
委員長は差別を生む、という議論を投げかける大人自体が、差別の必要ないところに差別を生み出しているのではないでしょうか。

2009年4月22日