豚インフルエンザ出現!
メキシコで68人が豚インフルエンザによって死亡したと報道されました。インフルエンザの型は1918年にヨーロッパを中心に猛威をふるったA型インフルエンザH1N[1ウイルスです。今まで日本で報道されていたH5N1よりは毒性が低いといわれていますが、すでに人から人へ感染したようですので、今まで人類がお目にかかったことのない新型インフルエンザの誕生です。
はたしてこの新しいタイプのインフルエンザがどの程度広がりを見せるかはわかりませんが、少なくともH5N1よりが流行するよりは可能性が高いと思われます。なぜならウイルスというのはとても小さくて人や動物の遺伝子(DNA)に取り込まれて増え続けます。一緒に生きてゆく人や動物が死に絶えるとウイルスも生きてゆかれなくなります。
インフルエンザウイルスは1シーズンの流行でもA型からB型へと顔を変えて薬やワクチンを効かないようにすることからわかるように、頭の良いウイルスです。その頭のよいウイルスが致死率50%のような強毒ウイルスに変異して猛威をふるう!ということはあまり考えられることではありません。
トリで流行しているH5N1型は致死率50%以上というものなので、これが人から人へうつる能力を獲得して大流行を起こせば、ウイルス自体死に絶えてしまうのです。頭のよいインフルエンザういするがこのような自爆テロのようなことは考えにくいことです。ゆえにH5N1型は新型インフルエンザとして猛威をふるうことはあまりないと思われます。
しかし、今回のH1N1型は違います。もっと毒性が弱いのでウイルスにとって大流行を起こすことは自爆テロになりませんから、ウイルスの力を示すには絶好のタイプといえます。
もし豚由来のH1N1が日本で大流行を起こしたら、大変な惨事を引き起こすでしょう。今の厚労省は港や空港の検疫所ですべてシャットアウトする!と豪語していますが、インフルエンザの症状は高熱、咳といったごくありふれたものです。高熱と咳が出る病気などたくさんあります。重症の風邪や肺炎でも同じ症状です。ですから見ただけで新型インフルエンザを診断することは不可能なのです。
今の病院は人も施設も到底新型インフルエンザに対応できるものではありません。ワクチンもタミフルもどの程度効果があるかわかりません。多くの人が感染した場合を想定して病院体制を整えるのが先決です。