教育は社会保障の要
2009年OECD発表によれば、GDPのうちどれだけの比率を教育にかけるかで、日本は28か国中びりから2番目という結果でした。2008年には最下位だったのですが、やはり順位のひくかったトルコがデータなし、ということだったので今回は最下位になりました。ですから、日本の順位が上がったというわけではなさそうです。
教育にかける公費は低いのですが、家計の負担にかけてはトップです。日本の小学校での1クラスの平均児童数は28.2人でOECD平均の21.4人を7人も上回っています。
教育は大切です。国として存在するために人の育成は必ず必要だからです。特に初等教育は重要です。人間形成に大きく影響するからです。
父は生前、多くの国を仕事で訪れましたが、もっともすきだった国はブルガリアでした。大学生の一般教養レベルの高さは日本と比べものにならないほどです。この違いは教育にかける国の意気込みの違いです。
医療と教育は、社会保障であり他の分野と比べようもなく重要なものです。医療のみならず教育の荒廃もさけばれる中、国の根幹となる部分はきちんとした予算と政策決定が必要です。
2009年9月14日
ヤンキーを匠に変えた男
松浦元男氏を御存知でしょうか。2002年、世界最小の「100万分の1グラムの歯車」を生み出し、一躍脚光を浴びた樹研工業の社長です。松浦氏は会社を微小精密部門のトップメーカーに育て上げました。
雇う人は先着順。年齢、性別、国籍関係なく受け入れるため地元の元番長などヤンキーも多く働いています。このバックグラウンドもはっきりしない従業員を使って会社を盛り立てた理由はいくつかありますが最も大きな要因は一人の従業員に最初から最後まで責任をもって仕事をさせる。すなわちすべての従業員が仕事のプロとして教育されることにあると思います。
加えて給料は年功序列で定年なし。松浦氏によれば30歳くらいで入社すると40歳位から一人前と呼べるので、名人となった60代を辞めさせるなんて会社にとって大損失だそうです。年配の先輩職人が働くことにより父や母の姿をみた子供たちが入社してくるそうです。
定年がないから将来に対して安心でいられる。年配者がプロ職人として働く姿は尊敬の念を持って受け入れられる。何より人間は信頼され任されることによって伸びるということの実例を見ました。
スケールは違っても国も同じことです。一人ひとりが国を作っているのですから松浦さんのような会社が増えてくれば少しずつ国も変わってくるのではないか、と思います。松浦氏は自分の会社の中で社会保障と教育を達成した人です。
2009年8月4日
教育 記事バックナンバー
これまで教育について掲載してきた記事のバックナンバーとなります。
□幼児の英語教育 2009年7月26日
■聖香さんの事件
□虐待の上、実母に殺された女の子-西淀川事件- 2009年4月25日
■委員長不在の小学校~現在の初期教育の不思議~ 2009年4月22日