日本の医療を長妻氏は維持できるのか

 我が国の医療費は、OECD27カ国中20位と低位にあります。医療費削減政策の結果、日本の病院の73%は赤字となっていますから、人件費を削るしかありません。

 病院で働く職種には、医師、看護師、薬剤師など、約16種類あります。これらすべての職種の病院従事者数を合計すると、100床あたり、日本は101人に対して、イギリス740人、アメリカ504人、イタリア307人、ドイツ204人です。

 これほど人手不足の状況にありながら、日本は世界最高水準の医療を提供しているのです。これは医師はじめとするコメディカルの職種が劣悪な労働条件のもとでも必死で現場医療を支えているからです。

 しかし、新型インフルエンザ対策で明らかになったように、医療政策を決定する厚労省医系技官幹部たちは、現場により一層を圧力を加えているのです。

 長妻大臣は医療現場を圧迫する医系技官の話を毎日夜遅くまで聞かされ、洗脳されてしまったようです。

 もし長妻氏が、今まで自分を支えてきた地方の医師会や患者たちの声を無視した政策を続けてゆけばそのつけはやがて自分への負債となって跳ね返ってくるでしょう。

 はやく医系技官の呪縛から自らを解き放ってほしいものです。

2009年10月21日