サリン事件15年の今に思うこと

今から15年前の3月20日、地下鉄サリン事件が起きました。
多くの犠牲者と今でも後遺症で苦しめられる方々生んだこの事件は
正にテロとしか言いようがありません。


オウム真理教はサリンという化学物質の他にも
ボツリヌス菌、炭そ菌などを使った生物兵器を使ったテロを起こしていました。
素人集団が初めてのバイオテロを行った事に対して
世界は愕然としました。
この事件をきっかけに米国CDCはバイオテロ部門を設立し、
WHOは2007年のWorld Health Reportで、
バイオテロの脅威を各国に警告しています。

ところが、当の日本は海外から「日本はすごいことが起こった」と聞き、
オウムによるバイオテロの事実を知ったといいます。
知った後も現在に至るまで何の対策を講じていません。

厚労省の危機管理専門官は課長補佐レベルの人です。
これでは有事の際一人でヘリを飛ばす権限もありません。

「寝た子を起こすな」は厚労省だけでなく
全ての省庁に当てはまる言葉だと思います。
しかし、世界がバイオのみならずテロの脅威から自国を守るべく
対策を立てている中で、
日本はあまりにも遅れた体制をとっているとしかいえません。

公務員改革が叫ばれる今、国民を守る、
という原点に立ち返り然るべき対策を早急に講じることが必要だと思います。
逃げ腰の政策は国民を幸福にはしません。
完全でなくとも、国民のほうを向き真摯に立ち向かう事が
今の霞が関に求められているのではないでしょうか。


2010年3月20日