補正予算という甘い汁
厚生労働省は、新型インフルエンザワクチン開発・生産期間の大幅短縮にかかる補正予算を1279億円要求しています。このうち、1142億円を「細胞培養法」の開発につぎ込むとしています。
細胞培養法とは現在行っている鶏卵を使った培養方法と違って、インフルエンザウイルスの遺伝子を動物などの細胞に組み込んで増やす方法です。鶏卵培養法では1日分のワクチンを作るのに卵2こが必要です。そのため全国民分のワクチンを用意するのに1年半から2年かかるといわれています。
細胞培養の技術を使うことによってこの期間を半分にできるから、そのための開発費として税金を使うというのが厚労省の主張です。確かに細胞培養ワクチンは有効な方法ですが、ノバルティスやバクスターなどの海外ワクチンメーカーは既に実用化している技術です。ですから、技術提携とか輸入などをすればよいのであって高額な税金をつぎ込む必要はまったくないと思います。
このお金はワクチン費用の負担軽減に回すべきです。新型インフルエンザワクチンがこれほど高額なのは、主要先進国ではわが国だけなのですから。
研究・開発という名のもとに、厚労省医系技官の利権が見え隠れしているようです。
2009年10月9日